その瞬間の現実となんの脈絡もないのですがはっきりとそのときの場面が出てくるのです
先日、お墓参りに一人でいった帰り道で井戸のことが頭に浮かびました
私はいつも声に出してから文字にします
井戸
うちの井戸は偉そうだ
最初にゴーッっと鳴いてからンゴンゴとつぶやく
向かいの家のは家来みたいで情けない
キーッ チャング チャング
でもうちの井戸よりも早く水がでる
先っちょの手ぬぐいはいつも白くて女みたいだ
自分が詩を書こうと思ったきっかけは金子みすヾさんです
人がみんな持っている内面の陰や自分自身に問いかけたがらない心根を数行の詩にあらわしています
若くして自ら命を絶った薄幸の詩人として多くの人の心に残っています
その作品に自分を映しこんでしまうのでしょうね
これは情景描写に読み手が勝手に自分の今を乗せやすい作品です
この作家では珍しく孤独を感じさせません
いなかの町と飛行機
飛行機お空にみえたので、
町じゅう表へ出て来たよ。
菓子屋の店にもだれもいず、
床屋のかがみも空っぽで、
みんなそろって口あけて、
春のお空をみていてよ。
むれて小鳥のとぶように、
ビラがお空を舞ってたよ。
うちのお庭にはちらちらと、
さくらになってちってたよ。
飛行機お空をすぎたので、
町じゅうぽかんとしていたよ。
ありゃ〜・・
なんでこんなことを書いているんだろ?
村上さんがイスラエルで話したことの訳を読んだからかな?
佐藤春夫さんや金子みすヾさんってその詩集を読んで生きる勇気や湧き上がる希望なんてないのにどうして読みたくなるんだろうね
仕事で行き詰っている夜にウイスキーを飲みながら読んだら最悪だよね
「あー、今の俺よりもきついことってあるんだなあ・・よし!頑張るぞ」
って思えるほど私は強くありません
今日のフェンシング少年部に体験者が二人きてくれます
楽しんでくれるといいな
ユキエさんを婦人雑誌が取材するっていってたな
なんど聞いても誌名を忘れちゃう・・・ごめんなさい
これはいいという加湿器です
前の湯気がでるタイプと違ってかなり頭がいい

またね