毎日幼児と接していて年中の後半くらいから平仮名が読める子がたくさんいます・・
絵本を音読している幼児はまだ一音ずつの拾い読みだから文節がムチャクチャで、聞いていて面白いけれども本人は内容を理解しています・・
あれは、音を出す→自分の耳から入る→頭で整理し内容を理解する、という非常に複雑なことを無意識にやってのけているのです・・
運動でも遊びでもほんの少し難易度を上げると幼児は喜んで取り組みます・・
ちょい背伸びが好きなのです・・
文字に対しても同じではないでしょうか・・
年中児で平仮名が読めるようになり年長児で書けるようになる・・
これは「小1プロブレム」の解消に大きく役立つのではないかな・・
でも足し算、引き算、九九などを全部前倒しにしましょう、と言っているのではありません・・
せっかく文字に対して大きな興味を持っているタイミングを逃がすのがもったいないだけです・・・
私たちが生活している中でまったく文字に触れない空間ってないでしょ・・
山の中へ行っても持っているチョコレートには字が書いてある・・
今年の春から小学生が使っている教科書が25パーセントもページが増えました・・・
これはゆとり教育がなくなって授業時間が多くなったからだけど、そんなに単純な帳尻合わせでは無理でしょ・・・
授業のハイスピード化が進んで宿題が増えてしまうよね
新1年生が平仮名の読み書きが出来る状態で入学してくるとすべての教科に「指導のゆとり」が出来てくるし、子どもたちの「学び」への欲求が高まるんじゃないかな・・
文科省にぜひ一考していただきたい

またね・・


