2007年12月29日

12月29日(土)

ブログを書くようになってから時間が過ぎる早さをあらためて実感しています
母がときどき言っていたことですが『今話をしているこの時間が次の瞬間には過去になるんだよね』との言葉がわかるようになったような気がします
あと二日で今年もおしまい・・

私は東京生まれですので郷里がありません
大学時代にクラブの同期生に誘われてそいつの郷里にいきました
仙台から単線にのってずっと行ったところでした
12月の30日だったような覚えがあります
無人駅にお父さんが軽トラで迎えにきていて荷台に乗ってそいつの家にいきました
おじいさんとおばあさんは私のことを拝んで迎えてくれました
そいつが実家に入って真っ先に仏壇の前に正座をしてお線香をあげて手を合わせました
いつものダチとは違う一面を見た気がして何となくその傍らにいることが申し訳ないような気になったのを覚えています

故郷のある人はみんな今頃心が解けているのでしょうね


金子みすゞさんの詩です

冬の雨

「母さま、母さま、ちよいと見て、
雪がまじつて降つててよ。」
「ああ、降るのね。」とお母さま、
お裁縫してるお母さま。
――氷雨の街をときどき行くは、
   みんな似たよな傘ばかり。

「母さま、それでも七つ寝りや、
やつぱり正月来るでしよか。」
「ああ、来るのよ。」とお母さま、
春着縫つてるお母さま。
――このぬかるみが河ならいいな、
   ひろい海なら、なほいいな。

「母さま、お舟がとほるのよ、
ぎいちら、ぎいちら、櫓をおして。」
「まあ、馬鹿だね。」とお母さま、
こちら向かないお母さま。
――さみしくあてる、左の頬に、
   つめたいつめたい硝子です。


年末に少々モノを考えている私がいます
おやすみなさい







posted by ひげまさ at 22:06 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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